瀬を早み 岩にせかるる 滝川の 割れても末に 逢はむとぞ思ふ 第75代 崇徳天皇 歌が水の流れのように心地好くよく進む しかしこの作者は、後に怨霊として怖れられる事となる 作者には不幸で複雑な生い立ちがあった 崇徳天皇の祖父は、院政によって大きな権力…
石(いわ)激(ばし)る 垂水の上の さ蕨(わらび)の 萌え出づる春に なりにけるかも 万葉集 第8巻 1418 春の雑歌 志貴皇子のよろこびの み歌 志貴皇子は天智天皇の第7皇子で、母は越道君(こしのみちのきみ)のいらつめ という 越国とは現在の北陸以北辺りで大和朝…
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